その胸にしまった火に憧れた

ぽんつか( http://web.bayfm.jp/bump/ )とか。

PONTSUKA!! 2016-2-14放送分

○深夜3時をまわりました。

メール「最近どんなことにハマっていますか?」
升「この間、全然別のラジオに出て、良いボディークリームをもらったんで肌に擦り込んでますね」

オープニング曲は『Butterfly』

Butterflies(通常盤)

Butterflies(通常盤)


藤原「良いボディークリームを、肌に擦り込む。タイミングとしてはいつなんですか?」
升「風呂あがりです」
直井「サイコー」
升「すごい乾燥してるんですよ僕。だから靴下脱ぐと、肌がもう剥がれ落ちて白いのがパラパラってね」
増川「マジ?へぇー」
升「もうそれくらい乾燥してるわけです」
直井「すごいね」
升「乾燥して痒いとかは無いんですけど、ちょっとね美的に良くないかなと思って塗ってます」
藤原「改善しましたか?大丈夫ですか、良くなった?」
升「だいぶ改善して、ホントになんていうか……見る?」
藤原「いや、いい、大丈夫今は(笑) ここで今見せてもらってもほらラジオ的にも全然伝わんねえしさ」
升「写真撮んなくて大丈夫?」
藤原「大丈夫だって。今スタッフに訊いてたけど大丈夫って向こうから」
升「オッケー」

○オープニング

藤原「Newアルバム『Butterflies』のジャケットで一番気に入っていることは、これジャケットねえカッコイイんですよ。この形がね、ばってんみたいな形になってるじゃないですか、×みたいな形。これ一応蝶に見えるっていうところで、これにしてるんですけど。この形が実は、このモチーフが変形していく途中の形っていう、その物語が僕はすごい気に入っています。いろんな形になっていくんですよ『Butterfly』って曲のMVの中でもその模様が使われてますよね」
三人「使われています」
藤原「モチーフは変わっていって、色々変わっていってアニメーションして変わっていく、その途中の段階でこの形になっているところで一時停止した!って感じで、そこをジャケットにしているってことなんですけどね。そのストーリーがやっぱ一番気に入ってるかな。東市さんが、一生懸命考えてくれたんですね」

増川「Newアルバム『Butterflies』を手にして、思い出すことは。Butterflyのミュージックビデオを撮った時なんですけど、すっげえ!大変だったなっていうことです。すっげえ!大変だったなって」
藤原「何回も言うんでしょ(笑)」
増川「全然もう最高のものができれば僕らはもういいんですけど、なんとなく次の日立てねえなみてえな。そこまでのやつは珍しかったですよね」
直井「そうですねえ」

升「Newアルバム『Butterflies』を手にして確認したことは。ようやくこれで完成だという確認というか、ここで納得がいった感じですね」
藤原「気持ちの確認ね」
升「事前に発売前にインタビュー受けて、「完成おめでとうございます」とか色々言って下さるんですけど、やっぱりピンと来ないというか」
藤原「うんうんうん」
直井「なるほどね」
升「やはりパッケージをこう手にすると、「あ、やっと出来た!」っていうのがようやくじわじわと来ますね」
藤原「そうだね」
升「もうきっと、店頭にも並んでいるようですから、それも見たりして」
増川「見たいなあそれ」
升「そういうのもあるとどんどん深まっていきますよねえ」

直井「Newアルバム『Butterflies』を手にして思い出す、藤くんの一言はということですね」
藤原「俺の?」
直井「藤原くんの一言ですね、たぶんもらった瞬間はその瞬間はちょっと一緒にいれなかったんですけど」
藤原「そうですね、一緒にいなかった」
直井「たぶん家で、「かっけえな。うん、すげえ。かっけえな」」
増川「それ思い出すの(笑)」
升「思い出すっていうか(笑)」
藤原「そっか(笑)」
直井「たぶん一人とかだったから、言葉はホントは無いよ」
三人「(笑)」
升「まあそれが心のなかで」
藤原「あっただろうなと」
直井「もし一緒にいたとしたらそう言ってたかな」

藤原「Newアルバム『Butterflies』は、もうみんなの手元にはあるんでしょうか!ないんでしょうか」
増川「あったら嬉しい!」
藤原「あるんでしょうか」
升「どうなんでしょうか?」
藤原「どうなんですか?」
直井「どうなんでしょうねえ」
藤原「あるって信じたいよ」
直井「そりゃそうだよ」
増川「たしかに」
藤原「ねえ。でも確認してなかったらやっぱ、悲しいじゃん」
直井「そうね」
増川「確認までして、なかったらね」
藤原「だから、ここはもう愚直に信じるだけにした方がいいと思う」
三人「そうしよう」

藤原「今回、8枚目ですよ。もう、8枚出したんだっていうね。びっくりだね」
升「結構ですねえ、8枚って言ったら」
藤原「チャマさ、今回のアルバムで1番大変だったことなんかありますか?」
直井「ありますよ。1番大変だったのは、新曲6曲を聴いたのが、9月の末で。レコード会社さんが「レコーディングを終えてくれ」「ここまで完パケ*1してくれ」って言ったのが11月なんですよ」
藤原「そうっすね」
直井「だから、時間がとても無かったので、それはやっぱり大変と言わざるを得なかったですね。でもそれが、功を奏して良い風に転んでいったなって」
藤原「クリアになった感じはあるよね。そういう状況において、頭の中がクリアになって、みんなで同じ方向向いて最速で一番良い仕事が出来た感じはしますよね」
直井「そう。災い転じて(福となす)です」
藤原「レコード会社も、2月10日に出したかったんすよ。俺たちの記念日が2月11日だったもんだから、なんとかそこに間に合わせてリリースさせてあげたいって思ってくださったんでしょうね。それがありがたかったですね」

藤原「レコーディングで楽しかった曲は?ってマエダさんが訊いてるんですけど」
直井「全曲楽しいですけどね」
藤原「ずっと楽しかったけどねえ。でもチャマはほら、コントラバスを弾きましたよね」
直井「そうですね!孤独の合唱という曲が9曲目に入ってまして。エレキベースで始め弾いたりとか、あとはエレキアップライトベース、ようはコントラバスのエレキバージョンっていうのがあるんですよ」
藤原「それはライブで使ってるやつ?」
直井「そうです」
藤原「棒みたいなやつ?」
―GGT等で使われている。画像では置いてあるが。
http://natalie.mu/images/music/ja/sp-bumpofchicken09/photo2.jpg
BUMP OF CHICKEN「BUMP OF CHICKEN GOLD GLIDER TOUR 2012」特集 - 音楽ナタリー Power Push

直井「そうそうそうそう。その棒みたいなやつで弾いたりとか。でもどれもうまくハマらなくて。結果「じゃあ生のコントラバス借りてこよう」って借りてきて弾いたら「ああこれすっごい良い音じゃん」ってそのまま録音したのすごい楽しかったですね」

藤原「アルバムについてはこれからも色々と話していきたいと思います。是非アルバムの感想送ってね」
直井「おねがいっ」

ふつおた

愛知県のエミコさん
メール「『Butterfly』MV見ました。光の演出も綺麗で、曲もかっこ良くて、歌詞も胸に響いて終わってからも夢見心地でした。いつも素晴らしい曲をありがとうございます」

藤原「聴いてくれる人がいるからこそ、その曲がそこに存在することが出来るわけですよ。ホントに。あなたがいてくれてこそのこのアルバムなわけなんで。どうもありがとうございます」
三人「ありがとうございます!」

○20周年これ知ってる?

山梨県 みのころさん?
メール「トイ・ストーリーが日本で公開されてから20周年だそうです」
藤原「20年だそうです、トイ・ストーリーも」
増川「意外かも」
直井「あん時わけがわかんなくて」
藤原「トイ・ストーリーに対して?」
直井「そう。だってこれ、パペットでしょ?って」
升「ああ。それまでそういう映像見たことなかったからね」
藤原「CGアニメっていうかね」
直井「「いやいやいやいやCGじゃないでしょこれ、パペットアニメーションでしょ?」って。今の人達からすればちょっとわかんないかもしれないですけど、カルチャーショックでしたよね」
増川「そのわけがわかんなくなってるチャマのこと覚えてるもんね」
直井「ホント?(笑)」
藤原「マクドナルドの、ハッピーセットのついてくるおもちゃにトイ・ストーリーが確かあったの」
升「あ、あった!」
藤原「あったでしょう?」
升「ハッピーセット俺買いまくって、ザーグ*23体ぐらい(持ってた)」
http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/699000062.jpg
三人「(笑)」
藤原「あれ結構集めたよねみんな」
直井「ザーグってことは結構最近ですよ(笑)」
藤原「あそっか。1作目には出てないんだっけ?」
直井「いや、あったと思う」
升「いるはずだよ」
増川「設定としていんのかなあ」
藤原「なんだっけ。女の、日傘みたいの差してる」
直井「ああ、メリーみたいな」
藤原「そうそうそう、メリー・ポピンズみたいな感じの。その人が当たった記憶があるよ」
―ボー・ピープ
Mコレ055「トイ・ストーリー」ボー・ピープ
藤原「いやあ、懐かしい。そうだねたしかにその頃だわ。20年か」

○あなたの中のBUMP OF CHICKEN ヒストリー

升「いっぱい来てます」
藤原「嬉しいね!」
東京都 ハセキョー@クルー
メール「僕たちのバンプヒストリー。チャマに僕たちの出来事をGGT一番の思い出と語ってもらったことです」
直井「ん?」
藤原「なんだろうなんだろう」
メール「2011年12月17日 盛岡 CLUB CHANGE WAVE 8人で遠征しました。ライブ後、予め予約していたお店で食事していると、バンプ鹿野淳さんスタッフさんが隣の席に」
直井「覚えてるよ俺」
藤原「うんうん、あったあった」
メール「メンバーも疲れているだろうし、静かに話そうということになりました」
藤原「隣の部屋だったよね」
メール「そして食事が終わったのか、スタッフさんたちが出ていくときに、なんとチャマから話しかけてくれたのです。この出来事は僕らにとって大きな出来事になりました」
直井「僕らにとっても大きな出来事だったよ」
メール「さらに、2012年の後半の(ROCKIN'ON)JAPANのインタビューでツアーの一番の思い出は?という質問に、このことを答えてくれたのです」
―これかな?
ROCKIN'ON JAPAN (ロッキング・オン・ジャパン) 2012年 11月号 [雑誌]
直井「覚えてます?みなさん。焼き肉と冷麺を死ぬほど時間が無いなか(笑)」
藤原「少し離れた場所で食べたんですよねたしかね。会場から少し車で移動した場所だったって記憶が」
升「ちょっと有名なお店だったので多分、ハセキョーさんたちも。重なることってあるんですけど」
直井「ハセキョーさんたちがツアーのパーカーをみんな着てくれてて。隣にいるのはわかってて、にも関わらず僕らが疲れているだろうからって気遣いしてくれたのがすっごい嬉しくって。めちゃくちゃ静かに喋ってくれてて。僕らライブ後であんまり声が出せないというか、ハシャゲない。次の日もまた移動してライブなんで。で、こんなに素晴らしい人たちに挨拶を僕らからしたいっていうことで4人で話して、声を逆にかけさせていただいて。藤くんが座敷の奥に行って(笑)写真を撮ったのを覚えてますね」
藤原「(笑)後ろ失礼させてもらって」
直井「嬉しかったですよね」
藤原「嬉しかったです」
升「来てくれたのも嬉しいし、そういう風に気を使ってくれてホントありがたいというか」
藤原「あの時の写真ちょっと見たくなりました」
直井「はい、探しておきます。あると思います」

直井「BUMP OF CHICKENというライブとかを通して友達同士仲間同士でご飯食べたりとか素敵ですよねみんな、やることが」
藤原「そうですね」
直井「テラハ」*3
藤原「ああ……そっか」
直井「なんかもうテラハだよね」
藤原「俺テラハの世界とか、自分とはきっと縁がないものだろうなって思ってたんだけど、なんか急に今胸がいっぱいになった」
直井「藤くんも、テラハに出演は出来ないんですけど、たまにテラハのメンバーの友達として出てくる感じとしてかなり出演率高い。彼らが主人公ですから。ウーウー♪」
―喉を痛めているにも関わらず、テラハのテーマ曲としても有名なTaylor Swift - We Are Never Ever Getting Back Togetherを歌い出すチャマ
藤原「いやお前(笑)ほんと(笑)ほら、声がね、今チャマ痛めてるから」
升「無理すんなって言ってんのにそこは無理すんのかい(笑)」
直井「ウィ~♪」
藤原「元気がないわけじゃないからね(笑)」
直井「そうなんです(笑)ネバエバエバ~♪」

広島県17歳女性、アンダスタンさん
藤原「わかってる。わかってんだよ。すんげえわかってる」
メール「4年前、中二のこと。吹奏楽部だった私は、昼休憩に自主的に練習をしに音楽室へ通っていました。ある日、男子の先輩たちがピアノを囲んで野太い声で歌っていました」
藤原「どんな感じだろう」
メール「三人のおじさんをピアノ伴奏で歌っていたのです」

魔法の料理 ~君から君へ~

魔法の料理 ~君から君へ~

藤原「ああー」
直井「(野太い声で)はーるーかーむかしー♪」
メール「先輩がバンプってバンドの隠しトラックなんだよって教えてくれました。こんなにいい声でこんなに面白い歌を歌うなんてととても染み込みました」
直井「彼らがね(笑) 俺ら良い声で歌ってないから(笑)」
藤原「その4人はやっぱさあ。ん?4人?何人いんの?」
升「いや4人とは(笑) 人数は書いてない」
藤原「俺の頭の中で完全に4人になってた(笑)何人かで集まって「あれやろうぜ!」ってなったのかね」
増川「一応パート分けみたいの出来るもんね」
直井「ひとーりはかしこく♪って歌ったりして(笑)ひとりはぁ~♪」
升「ちょっと聞いてみたいよね(笑)」
―この番組では、リスナーの方がバンプの曲を演奏・歌ったものをメンバーに聴いてもらう「チャマこれ聞いて」というコーナーもありますので是非。
藤原「口笛のパートはどうやってやったんすかね」
直井「あれは俺らジャムでやったからね」
升「ジャムでやったから再現性はかなり低いと思うんですけれども」
藤原「いやでも、それもすごい出会いですね。まずメインの曲が出会いじゃないし、しかも先輩がやってたのを聞いたっていうね」
直井「ありがたいです」
升「ポンツカじゃないと紹介しないやつですから」

○エンディング

藤原「この番組ではメンバーへの質問/ラブレター/曲の感想はもちろん」
藤原「今年は僕たちBUMP OF CHICKEN結成20周年イヤーということで、BUMP OF CHICKENとの出会いや思い出を送ってもらって、この20年間の記憶をみんなで補完していくこのコーナー、どうぞ」
直井「バンプ……」
藤原「無理っすか?無理っすか?」
直井「『あなたの中のBUMP OF CHICKEN ヒストリー』」(エコー)
藤原「も、まだまだ待っています。ここだけはね、精一杯やってもらおうと思います」
直井「ちょっとオネエ入っちゃってて。今日はちょっと声枯れちゃっててごめんね」

宛先 はがきの方は、〒261-7127 bayfm
「ネオストリームナイト BUMP OF CHICKENPONTSUKA!!」の係まで。
メールの方はbump@bayfm.co.jp です。
採用者の方にステッカーがプレゼントされているので、
住所・氏名・連絡先をお忘れなく。

藤原「なんと、今度の火曜日2月の16日ですけれども、深夜2時からのbayfm モザイクナイト で、僕たちのスペシャル番組が決まりました。イェイ」
一同「イェーイ」
直井「モザイクナイトさんカンシャ」
藤原「ポンツカスペシャルでお届けしちゃうってことなんですけども、緊張しますね。やばいですね」
直井「緊張しますね。出張ポンツカ!」
藤原「そんな平日の夜なんて華やかな時間帯に行かせてもらうわけですからね」
升「(笑) 華やか(笑)」
直井「深夜2時なんてもうゴールデンじゃん」

藤原「さらにこのあとネオストリームナイト4時台でも、『Butterflies』特集をしてくれるということで、再び登場させていただきます」
直井「いやあ、ありがたい。bayさんにはね、ホントにお世話になりっぱなしですよ。ありがとう」
藤原「そして『Butterflies』がリリースされたということはですよ?次は4月9日からスタートするスタジアムツアー『BFLY(バタフライ)』です」
――詳しい彼らの活動情報はこちらから。
BUMP OF CHICKEN official website

藤原「今回のスペシャルライブ『20』でのグッズも公開されています。これね、特別なグッズがいっぱいありますよね」
直井「はい、そうです」
藤原「今まで作んなかったようなものが色々と、MA-1的なやつ?あれ春先に着れる仕様なんですよね」
直井「そうですよ、かなり薄いですよ」
藤原「綿が入ってなくて」
直井「だから、寒い人はインナーをしっかり。春先とか暖かいなって時は、中を薄めにTシャツを羽織れるようにしました」
藤原「綿の入ってないああいうフライトジャケットにL-2Bってのがあるらしいじゃないっすか」
直井「そうなんですよ。フライトジャケットなんですけれども、最近これをMA-1と称することが多くてですね。わかりやすくMA-1と言わせていただいております」
藤原「一緒くたに、MA-1って言っちゃう場合があると」
直井「そう!いろんな種類があるんですよフライトジャケット、ホントに幅広く。だからマニアの人からすれば「これMA-1じゃないよ」っていうのもあるんですけれども、そういうのを総称して今はMA-1と言ってますね」
藤原「綿も入ってないけれども、MA-1ですよと。MA-1というかフライトジャケット風の、BUMP OF CHICKENのジャンパーだよということですね」
藤原「是非チェックしてみてください」

○お別れの時間

藤原「今回のアルバムで増川くんが一番楽しんでいたのは、「孤独の合唱」のアレンジメントを皆で付けようっていう時に、他の曲でもやることなんですけど。今回(のアルバム)はすごく演奏しながら自分たちで(アレンジしていった)。(普段の)制作活動中って実際に演奏することよりも、パソコンの前でいわゆる「Pro Tools」っていうんですか、音楽制作ソフトを使いながら、デスクワークじゃないんですけど、そういうもので確認していく作業が非常に多いんです。(一方で)今回のアルバムのレコーディング作業、アレンジ作業っていうのは、実際に音を出して、いわゆる普通のバンドで演奏するっていう、バンドとして一番基本的なことですけど。そういうことを、意外と普段のレコーディングではやらなかったりするそういうことを実際にがんがんやりながら、やってたんです。僕が(このお題で)パッと思い出したのは孤独の合唱の時だったんですけどね。そうそうホントに、スタジオで4人で合わせてやってたじゃないですか」
直井「はい」
増川「そうですね」
藤原「ザ・バンド演奏でまず確かめていったじゃないですか。他の曲でもちょいちょいあったんですけど。そういう時にやっぱ、ヒロもそうだと思うし、俺たちもみんなね」
増川「楽しいですね、たしかに」
藤原「一番楽しかったんじゃないですかね、あの瞬間がね」
増川「まだどうなるかもわからない、そういうのもいいですよね」
藤原「それをやっぱ楽しんでやってたし、そういうものを確認しながら、確認したものを実際に演奏してレコーディングしていくわけですから。それが形になっていくのは非常に楽しかったですよね」
直井「楽しかったです」
増川「はい」
藤原「そういうものがいっぱい詰まった素敵なアルバムになったんじゃないかなと思います。是非聞いてみてください」

増川「今回のアルバムで升くんが一番頑張っていたのは。これもね全部に言えることなんですけど」
藤原「中でもいっちばんね」
増川「一番でしょ。そうですね「コロニー」の、今回の既発に含まれるんですけど。新曲6曲の方のあのシステムが無かった頃の、コロニーとかでの秀ちゃん・チャマとの、プレゼンというか持ち込みというか*4
藤原「(さっき言ったような)全員でせーので、アレンジしていくんじゃなくて、まずは一人ひとりがアレンジをしてみるみたいな」
増川「まだその流れがあった頃、その時も確か時間全然なくて。スタジオ当日で、固まるみたいな。これは見てても時間との戦いだし頑張ってんなって。チャマもそうですけど」

升「今回のアルバムで、チャマが一番張り切っていたのは」
直井「なんだろう」
升「張り切りですか」
藤原「張り切りね」
直井「ハリキリスタジアム」

究極ハリキリスタジアム

究極ハリキリスタジアム

升「全曲張り切ってますけれど。よく覚えてるのは、「Hello,world!」ですね」
直井「張り切ってたねあれは完全」
升「完全にチャマはビジョンがあって」
藤原・直井「あったね」
升「二人でアレンジしてたんですけど」
直井「秀ちゃんに「こう叩いてくれ」っていうのをね、明確に言い続けてました」
升「アイディアが無限に出てきましてね」
直井「(笑) 「血界戦線」のアニメの主題歌になることが決まってたんだよね」升「そうなんです。だからチャマなりの、こういう曲にはこうだ!っていう確固としたビジョンがあって」
直井「きっとここでこういうアニメが付くんだ!」
升「こういうのがあるとすごいカッコいいんだ!というのがあって。すげえな!と思いながら。だから僕はもうまとめるだけ、みたいな」
藤原「秀ちゃん全然アニメとか見ない?」
升「全……でもそうっすね。最近のものに関しては見てないですね」
直井「でもまあディズニーとかね」
升「そういうのは見てますけど。いわゆる深夜アニメというか」
直井「ジャパニメーションですね」
升「そうですね。血界戦線的なものはホント、血界戦線で久しぶりって感じですよね」
藤原「なるほど」
升「そこら辺はチャマは結構見てるんで」
直井「はい。好きです」
藤原「俺もそうだった。久しぶりだった、血界戦線
升「そういう意味で、無限のアイディアが出てきたので。もちろん僕らもモチベーションありますけれども」
直井「張り切ってたってことだよね」
升「それにすごい刺激を受けたことをよく覚えています!」

直井「今回のアルバムで藤くんが一番楽しんでいたのは、なんだろうなあ。全曲楽しそうに弾いてたと思うんですけど、「孤独の合唱」ってさ、てんてれんてんてーんててんてんって、弾いてたじゃないですか」
藤原「テーマフレーズ*5ですね」
直井「テーマフレーズって言うんですけど、あれ弾いてる時の体の動きっていうんですか?」
藤原「(笑)」
直井「それをグルーヴって言うんですけど、完全にアイルランド人みたいになってた」
藤原「俺が?楽しそうでしたか?」
直井「楽しそうだった。レコーディングってただ座って弾くわけじゃなくって、ライブみたいにノリを作ってやっていくんで」
藤原「出ちゃいますよね、やっぱね」
直井「そうそうそう。体に動きが出ちゃったりするし。下手すりゃ立ってやることだってあるしね。奏法によってはね。そのフレーズを弾いてるときに、僕はモニターで藤原くんを見てるんですけど。てんてれんてんてーんててんてんに合わせてこう、体が上下にアップするんですよね」
藤原「上下にね」
直井「はい。リズム取ってるんですけど。すごい楽しそうだなって思いながら見てたし」
藤原「ありがとうございます」
直井「そんなにテイクも重ねてないと思います」
藤原「ふなっしーみたいな感じだったでしょ?」
直井「ぜんぜん違う」
升「(笑)」
直井「だからアイルランド人みたいだったって言ってんの」
藤原「そっか」
直井「ふなっしーぜんぜんアイルランド人みたいじゃないじゃん」
藤原「そうだよね、そうだよ」

藤原「それでは最後にこの曲を聴いてください(笑)」
ED曲は「GO」。

○おまけ

――NEO STREAM NIGHT 4時台のコメント。まずは「Butterfly」が流ました。
藤原「お送りしたのは、2月10日にリリースしたNewアルバム『Butterflies』から、BUMP OF CHICKENで「Butterfly」でした。改めましてbayfm NEO STREAM NIGHTをお聞きの皆さん、そして清浦(夏実)さんいつもお世話になってます。こんばんは~。どうもどうも。BUMP OF CHICKENのボーカル・ギター藤原基央と」
升「ドラム升秀夫と」
増川「ギター増川弘明と」
直井「ベースの直井由文です」
藤原「はい、ということで3時台のポンツカに引き続き、この時間での特集を組んでいただいてありがとうございます」
直井「ありがとうー!」
藤原「ホントに清浦さんには、毎回番組の受けをしてもらっていて*6、本当に申し訳ない」
直井「本当に申し訳ない」
増川「ね」
藤原「穴がったら入りたい」
直井「いつか恩返しがしたい」
藤原「そうですね。ホントありがとうございますいつも」
升「ありがとうございます」

藤原「そんな僕らなんですけれども、さっき聴いてもらった「Butterfly」を含むNewアルバム『Butterflies』、これを2月の10日にリリースさせていただきました」
直井「させていただきましたんです~」
藤原「嬉しい。やっと出せて嬉しい。2月11日は僕たちにとって結成20周年の記念日だったんですけど。その節目の1枚ですね。8枚目のアルバムですけれども。ぶっちゃけ『Butterflies』ってタイトルはノリで決まったものなんですけれども」
直井「ノリです!」
藤原「でもすごい良かったんです。「Butterflies」って決まってみんなピンて来て、これだ!ってなったんすよ」
直井「その言葉イカしてるっていう風に4人が思ったんです」
藤原「レコーディングがこれまた時間の無いなかでね。レコード会社が、記念日の2月11日の前日(水曜日だから)に出したい!って思ってくれたみたいで。ありがたかったんですけど、そのせいで時間があんま無くなっちゃって」
直井「全然無かったです」
藤原「時間のない中ですごく楽しいレコーディングだったんですよね」
増川「結果的にでもね、良かったと思う」
直井「功を奏しましたよね」
藤原「どんな感じでしたか?」
升「やっぱり時間が無いことが結果的に、密度の高さに繋がって、メンバー間のコミュニケーションだったり話し合いだったりというところをすることによって、より良い方向へ向かったんじゃないかなと思いますよ」

藤原「だいたい毎日全員どこかしらのスタジオに入って、何かしらの作業をやっていて。4人で一緒に入る時もあるし、俺一人違うところにいて、他の三人皆でスタジオって時もあったし、また4人で入るみたいな時もあったし。なんかでも、すごい楽しかったですよね」
一同「楽しかった」
藤原「ずっと笑って。楽しい楽しいってやってて」
直井「その楽しさがこのアルバムの中に詰まってる気がします」
藤原「そうですね。あと製作期間中にはライブも結構あったので、曲書いてる時とかですけど。ライブが結構あったじゃないですか、去年は。お客さんと節目で会っているので、お客さんからもらったエネルギーとかね。こういうお客さんたちが、今作っているアルバムも聴いてくれるのかなってイメージとかがすごく音に出てると思うんですね。ようやく聴いてもらえるってことがとても嬉しいです。是非聴いてください」

藤原「そして4月9日からは、BUMP OF CHICKENスタジアムツアー2016「BFLY(バタフライ)」がスタートします。この表記になった理由は、ズバリカッコいいからです」
升「カッコイイでしょ?」
藤原「カッコいいと思いませんか?」
升「どうなんです?」
直井「単純にButterflyって英語で略すとBflyって書くんですよね」
藤原「そうなんですね。関東では7月16日土曜日、7月17日日曜日、日産スタジアムとなっております」
直井「楽しみ!」
藤原「僕たちにとってアニバーサリーイヤーってこともあるんですけれども、そして今までやったことのない場所でのライブということになりますけれども、精一杯演奏したいですね」
一同「そうですね!」
藤原「お客さんと一緒にね、素晴らしいライブを作りたいなと思います。詳しくはBUMP OF CHICKENのホームページをチェックしてみてください。ぜひよろしくお願いします」
一同「お願いします!」
藤原「さらに、今度の火曜日2月16日深夜2時からのbayfm モザイクナイトは「BUMP OF CHICKEN 20TH ANINIVERSARY ポンツカSPECIAL」と題してお届けします」*7
直井「イエイ」
藤原「もちろん僕らも出させて頂きます」
増川「イエーイ」
藤原「最後に2月10日にリリースしたNewアルバム「Butterflies」から、2曲選びますけれどいいですか」
直井「お願いします!」
藤原「「GO」そして「宝石になった日」の2曲を聴いてもらいながらお別れさせていただきたいと思います。ということで、BUMP OF CHICKENでした!」
直井「イエイ!」
四人「ばいば~い!」

――出演はここまで。そして2曲が終わり。
清浦「バンプの皆さん、メッセージどうもありがとうございました~。コメント受けも本編も、きっと一方通行だから成り立っているんだろうな(笑)なんて最近は思いながら私も聴いてますよ。アルバムリリースおめでとうございます!ポンツカでも聴いておりましたが、ホントに時間の無い中で制作をされていたようで、新曲6曲を含む全11曲、もうね「NEO (STREAM NIGHT)」を聴いてるみなさんはお手元にあるかと思いますけれど、今回はシンセの音がたくさん使われていて鮮やかで、ホントに「Butterflies」というアルバムタイトルにふさわしい曲達が並んだんじゃないかなと思います。バンプの歴史の中でも分岐点になる一枚のような、私は気がしていますよ」

――この後もBUMP OF CHICKEN名曲特集として、「ガラスのブルース」「天体観測」「花の名」「R.I.P」「ray」がオンエアされました。

*1:アレンジ等も終えて、完全に世の中に出せる状態

*2:トイ・ストーリー2のキャラクター

*3:テレビ番組・またそこからのイメージ

*4:今回のアルバムは、新曲6曲を2ヶ月でレコーディングするという、バンドとしての今までと比べると非常に時間がなかったため、藤原が説明したようなアレンジ手法を取ることが多かったようです。それまでは、一度それぞれが音源を聴いて家に持ち帰ってアレンジを作り、その後全員にプレゼンする流れがあったと各所で語られています。またコロニーの頃は、升・直井のリズム隊二人で集まってアレンジをしたという話もありました

*5:イントロや間奏でよく聞くあれです

*6:放送しているポンツカは、NEO STREAM NIGHTという番組内の番組なので、パーソナリティの清浦さんが毎回ポンツカ終了後にポンツカの内容に触れつつ進行する

*7:そのうち文字起こしします……